元教員やるやんの考えるブログ

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担任を持つことになれば…何をすれば良いのか

担任は教員をしていく中で必須の業務です。非常勤講師であれば、担当する教科の授業だけを行っていれば良いものですが、常勤になると担任業務を任される事も当たり前です。そんな時にどのような仕事をすれば良いのか。新人にとっては分からない事ばかりですよね。

 

 

クラス運営がメイン

担任業務は授業を行う事がメインではなく、クラスを運営する事が仕事になります。クラス運営とは難しい事も多くあり、多くの教員が苦戦しているものです。

 

特に新人になればどのようにクラスを運営していけば良いのか分からないですよね。まずはクラス運営に必要な情報を網羅していく事が重要です。しっかりと情報を把握した上で生徒と信頼関係を築いて一年を通じて集団活動について様々な内容を教えていきます。

授業がメインではないのですが、道徳の授業は担任が行う事になりますので、少数のコマではありますが担当する授業が増える事になります。

 

 

運営に必要な情報を仕入れよ

クラスを運営していく上で必要な情報を手に入れる事はとても重要です。「それってどのような情報?」と疑問に思いますよね。本当に多くの情報が必要になりますのでインプットしていくには時間が必要になります。

クラス全員の顔と名前は当たり前ですよね。担任をしているなら自然と覚えていくものですが。それに加えて生徒が抱える問題点などを覚えておくと良いです。その問題点とは、性格であったり、家庭の事情や学力などです。それらを活かしたクラス運営を一年間行っていくのです。

生徒の性格を把握しておくと、様々な場面で役に立ちます。動いて欲しい通りに誘導したい時に発揮する知識となっており、リーダーシップのある生徒を把握しておけばクラス全体で活動する時に指揮してもらう事もできますよ。

まずはクラスの一人一人と向き合えるように個々の特徴を把握する事です。

 

 

生徒だけでなく保護者も味方にする

クラスの生徒と信頼関係を築く事はとても重要です。しかし、それだけではなく生徒の保護者とも信頼関係を築いていきます。情報を共有して保護者から相談を受ける、生徒に対しての問題を提示していけるような関係を築いていきます。

関係を築く事は簡単に言うなら味方にする事です。生徒を味方にしていけばクラスも良い方向へ誘導させられるようになります。同時に保護者を味方にしていく事で生徒の問題に対して二人三脚で前に進んでいけます。生徒の情報をいち早くキャッチ可能になります。

生徒だけではなく保護者とも信頼関係を築くと仕事をしやすい環境になりますので、間違っても関係を悪化させずに良い印象を与えていきましょう。第一印象が肝心になりますので初対面の時には気合いを入れて下さい。

 

 

クラス運営の目標は?

クラス運営の目標を持っている、持っていないを比較すると、当然ではありますが目標がある方が良いクラスになります。小学校の時にはクラス目標として目立つ場所に掲示する教員もいました。

クラスを運営していく目標と生徒がクラスで活動していく中での目標は別物です。生徒にとっての目標は集団活動をする中での成長目標ですが、教員にとっての目標は最終的にどのようなクラスに仕上げていくかになります。

昔であれば、荒れている生徒を多く集めたクラスもありました。その場合には協調性を持てるような関係の集団に仕上げていくと生徒達にとっても良いクラスであり、教員にとっても最終目標には最適です。現在ではそのように荒れているクラスに集中させる事はほとんどありませんが。

自分がクラスを担当する中で、どのようなクラスにしていきたいのか。それを考えてみると自然と答えは出ると思います。

 

 

まとめ

クラスを運営していく中で重要な要素は「生徒・保護者との信頼関係」です。それを築いた上で、自分が理想としているクラスに導けるように指導をしていければそれで良いのです。一年が終わった時に振り返って、あのクラスはこんな特徴があったな。と良い意味で思い出に残れば担任業務は大成功です。

新人にとっては非常に難しいもの。いきなり主担任を任される事もありますが、副担任としっかりと協力をしながら運営していきましょう。