授業をする上で最も重要！学習指導案の作成と事前準備

授業を構成する上で学習指導案を作成すると大学で教えてもらっているはずですよね。そうなんです。学習指導案は授業を作る過程で最も重要な要素になるのです。教育実習生は勿論の事、現役の先生でも見直しておく事によってより良い授業に仕上げられるものです。

事前準備の中で最も重要！

学習指導案は授業の事前準備の中で最も重要です。授業全体の構想を考える上で大切になっていくプランです。指導案の中では、授業の内容から時間配分、生徒の発言や反応まで予測をしてプランニングしていきます。詳しい作り方は先生によって異なりますので、大学教授の指導に従う事が無難でしょう。と言っても大体の原本は共通しているものです。

私が非常勤講師時代に上司となった教員は指導案は不要。メモ帳にでも簡略的に書いておけば良い。と指導していましたが、実際は絶対に指導案は用意しておくものです！研究授業の時には配布するものでもありますので、普段から自分も他人も理解しやすい指導案作成を意識しておくと良いです。

指導案を作成していくと、自然と授業で必要な資料なども把握できますので事前準備も捗ります。

指導案の作成に取り掛かる

学習指導案の作成に取り掛かる時には、まず授業のテーマを設定します。簡単に言うと生徒が学ぶ単元ですね。テーマ設定をしたら次に学習目標を設定します。学習に取り組む中で何を学ぶのかを具体的に記しておく事が目標のポイントです。次がとても重要なポイントとなっており、授業の構成になります。「導入」「展開」「まとめ」の構成から生徒が理解できるような道順を作り出す必要があります。この構成を作り出す事が学習指導案では最難関だと個人的に思っています。次は授業の構成について詳しく書き出します。

導入は授業の始まり。生徒の心を掴む仕事

授業構成の中で「導入」は授業のスタート地点となります。まだ知らぬ内容を生徒が学習していく訳ですが、意欲を持たせるためにも大切な役割を担う部分です。ここを失敗すれば、生徒は授業に参加をする意欲が低下して学習目標を達成できないようになりますので始まりは肝心です。

導入ポイントでは、生徒の知らない世界の欠片を見せていく事が基本です。生徒が現在、知っている知識を全て吐き出させて、どこまで言葉を引き出せるのか、それによって授業展開の導入部分にスパイスを用意させる事も出来ます。まずは学習テーマの知識を引き出して、板書していく等の構成にしている先生は多いですね。そのためには生徒の発言をある程度は予測しておかなければなりません。指導案に発言予測等も記しておきましょう。

導入でしっかりと生徒の心を掴めたら学習意欲も高まるものです。積極的に授業に参加できるような姿勢作りをサポートする導入にして次の授業構成「展開」に進みましょう。

展開は学習の要！理解しやすい内容にする

授業の構成の中で展開とは、学習内容の事をメインにするものです。どのような授業展開にして理解しやすい内容に発展させていくのか、それが教員のスキルです。基本的に「導入」から綺麗に展開へ繋げていく事によってスムーズに授業展開を行えますので構成を練る時には、繋ぎ方を意識すると良いです。

これは教科によって内容が異なりますので一概に展開はこうあるべき！と言えません。しかし、共通するべき点は生徒の理解度を達成するためにも分かりやすい授業展開をしていく事、知識がなくても付いていけるだけの噛み砕いた説明を意識する事です。

授業展開はベテランの先生でも難しいもので、完璧にできる人間はいないでしょう。そんな展開を補助するアイテムとして、授業プリントを作成して配布すると、授業の進行もスムーズになり理解度も高められます。授業プリントに沿って展開をしていけるので横道を逸れずに安心でき、ベテランの教員も作成しています。

授業のラストに！まとめで終わり

授業の最後にはまとめがあります。まとめでは、授業の中で重要な部分を振り返る事が基本になります。教員の役目としては、強調したい箇所をもう一度確認してしっかりと記憶に残るようにしておきます。授業テーマの全体を振り返る事も大切ですが、その中にある重要ポイントを伝えられる内容にする事を忘れてはなりません。

最後に

授業の事前準備には非常に多くの時間が必要となります。授業の構成から必要な授業プリントの作成まで。それを一つのプランにしたものが学習指導案です。毎年の様に行われる授業ですが、この指導案を残しておけば去年の失敗を振り返ってよい良い授業に仕上げられます。

良い授業を行うためにはプランニングが大切。学習指導案をキッチリと作成しておく事で万全の状態で授業に臨めるようになりますよ。