元教員やるやんの考えるブログ

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教員を目指した理由。誰にでも何かあるはず。その気持ちを大切に

はじめまして。本格的に記事を投稿するのはこれが初めてになります。よろしくお願いします。初めてのテーマは教員を目指した理由です。これは人によって理由が異なるものですが、教員を目指すに当たっては必ず持っている必要があると思います。

 

私が教員を目指した最大の理由は、恩師の存在でした。

 

 

私は義務教育の段階でダメ人間の典型だったのです。事情は複数ありますが、起立性調節障害だったのでしょう。まともに登校できる日が少ない不登校児だったのです。そして、学校に登校すると分からない授業、成績不振による学業への興味が薄れる。部活動も楽しくない。勿論、あまり学校に行けていないものですから人間関係も上手く築けていない事もありました。一言で表すならば、学校が楽しくない

誰もが思う学校が面白くない気持ちではありますが、それは人よりも数倍も強い感情だったと思います。そんな時に恩師はいつも助けてくれていました。他の教員は私を責めていたのですが、恩師は私を支えてくれる存在でした。思い返すと、教員同士でそのような役割分担を行っていたと分かるのではありますが、それでも当時の私には助かっていました。そして教員になろうと思ったきっかけは、中学を卒業した後に進路に悩んでいる私のために時間を作って相談を受けてくれた事、再び勉強が必要になった時にはマンツーマンで卒業生のために授業を行ってくれた事でした。

 

教員とは、ハッキリ言って時間がいくらあっても仕事が終わらない職業です。その限られた時間の中で、もう対応する必要がない卒業生のために時間を割いてくれている事に感動をしました。本当に生徒のために仕事をしてくれていると思えた瞬間であり、このように生徒の人生を少しでもサポートできる教員になりたいと考えたのです。そして、人でも生徒の気持ちが学校は楽しい場所と思えるような環境を作りたいと思ったのでした。

 

不登校で授業についていけなかった私ですが、そこからは真剣に進路を考えて、恩師と相談をしながら決めた学校の中で必死に勉強をして大学に進学をして教員になるために懸命に勉強をしてきました。学生生活の中でお金が必要な事もありアルバイトをしていたものの、教員免許の取得に必要な成績を残すために必死になり、大学卒業と同時に教員免許を取得できました。

 

教員を目指そうと思っている方、既に教職に就いている方、誰でも自分の中で教員を目指した理由はあるはずです。その気持ちを大切にしておく事は教員を目指す中で、教員を続けていく中で非常に重要になります。いつでも初心に戻れるようにしておいて下さいね。強い気持ちを持っていなければ教員としての人生を歩む事はできません。学生の間から教育実習など辛い事はあります。それが本職になるともっと増えていくのでストレスが溜まっていきます。そんな時、挫けないために教員を目指した理由が重要となります。ただ公務員だから、勉強が得意だから、と言った理由であれば教員を続けていく事は難しいでしょう。中にはそういう方もいますが、生徒のためになる授業を行ったり、指導をしていく事はできません。理想の教師になるために強い意志を持つ必要があります。

 

教員を目指す誰もが理由はあります。それは本当に強い意志でしょうか?その気持ちを大切にしていく事、いつでも初心に戻れる状態にしておく事できっと教員の夢を叶えられます。そして教員としての人生を長く歩む事が出来ます。あなたの思い出を大切に、そして気持ちも大切にしていきましょう。

 

私の場合には、学校を楽しい居場所にしたい、生徒の人生をサポートしたいと思い教員を目指しました。あなたの場合にはどんな強い気持ちがあるのでしょうか?今では教員採用試験の難易度も高くなっていますので、簡単に正規雇用されない時代になりました。狭き門である教員を目指したいと思ったきっかけ。それを糧に長くなるかもしれない戦いに備えた勉強をしていきましょう。教員としての仕事を業務として遂行するのではなく、情熱と信念を持った教員になる事を祈っています。